気づけば家の中には似たような商品やアイテムが複数個あり、使っていないモノで溢れてしまう。ユーチューバーのミニマリストtakeruさんは「僕も吟味したら31品もあったあるアイテムがたった6品で済んだ」という――。

※本稿は、ミニマリストTakeru『お金の増え方は9割部屋で決まる 人生を豊かにするミニマリスト思考』(ぱる出版)の一部を再編集したものです。

貯蓄に差が出る! 手放すとお金が貯まるモノ

第2回目からの続き(第1回目:手放すとお金が貯まる①「お金に直結するモノ」②「スマホで代用できるモノ」③「オシャレなインテリア雑貨」④「大量の服と靴・ファッションアクセサリー」)

手放すとお金が貯まるモノ⑤大量のカバンとキャリーケース

昔はリュックサックやビジネスバッグ、ショルダーバッグやウエストポーチ、野球用のセカンドバッグ、旅行用のキャリーケースなど、何個も持っていました。

必要以上にカバンが増えると、余計なモノまで増えがちです。あちこちにモノが点在するので、探し物や無くし物が日常化。念のために持ち歩くモノが増えていき、どんどん荷物が重くなっていく。

外出中は「欲しいモノがないか」「足りないモノがないか」と数時間かけて探し回り、帰宅する頃にはグッタリしているので自炊を諦め、惣菜を買ったり外食して帰宅することが増えていきました。

つまり、カバンに余計なモノを詰め込んでいる人ほど、外出中に余計なモノばかり買い漁り、さらには荷物が重いので、疲労とストレスを癒すための出費も増えてしまうのです。

だから僕は、リュックサック1つで生活するようになりました。普段の生活では手ぶらで出かけることがほとんどで、仕事や旅行のときだけリュックサックを使います。あえて荷物を減らし、軽くすることで、荷造りも簡単だし移動も楽になる。探し物や無くし物もありません。だから、外出先での予定外の出費がゼロになりました。

手放すとお金が貯まるモノ⑥大量の本と本棚

僕は自己投資のために、毎月のように本を買い漁っていました。次々と新しい本が増えていった結果、200冊以上にまで増えてしまったのです。

それだけの本が家にあっても、復習したり読み返すわけでもありません。ただ「読んだ功績」として残してあっただけだったので、全部処分しました。

今は、読みたい本はほとんど電子書籍で買います。たまに紙の本で買いたいときはその本だけ購入し、読み終わったらすぐに手放すので家に本が溜まりません。

家に1冊も本がなくなった結果、本を買うことに慎重になったし、1冊1冊真剣に向き合い、学んだことを実践するようになりました。

次々新しい本を読んでも知識は増えるかもしれませんが、行動に移さなければ何の意味もありません。無駄にインプットばかり増やすのではなく、「行動力」「実行力」を高めるためには、余計な情報はない方が僕は得策だと思います。

僕は1冊1冊、学んだことを愚直に実践してきたからこそ、片付けも、節約も、仕事も、インデックス投資も、成果を積み上げられたのだと思います。